行政書士試験の勉強にはどんな六法が最適でしょうか?

これに関しては、意見がさまざまに分かれます。

  • やはり行政書士試験用に作られた六法が効果的だ
  • ポケット六法を使い、勉強した条文にチェックを入れていくべし
  • 判例六法で判例をチェックすると良い

行政書士試験の講師の間でも意見が分かれており、初学者は迷ってしまいます。

この記事では、法律初学者・独学者として挑んだ私の考えをお伝えしたいと思います。

もちろん、専門家でも意見が分かれているほどですから、人それぞれ合うものは異なるでしょう。

この記事がこれから勉強される方の参考になれば幸いです。

行政書士試験六法は、買ったものの使わなかった

私は勉強を始めた当初、友人に勧められて行政書士試験用の六法を購入しました。

買ったのはこちらです。


ここから、この六法のメリット・デメリットをみていきましょう。

行政書士試験六法のメリット

  • 行政書士試験に必要な法律だけが載っている
  • 条文ごとに関連判例・関連過去問が掲載されている
  • どの条文がどの年に出題されたかが表示されている

たしかにこの六法を駆使すれば、行政書士試験のエキスパートになれそうな気がします。

行政書士試験六法のデメリット

  • 分厚すぎて持ち運びに苦労する・開く気になれない(1200ページほどあります)
  • 関連判例や関連過去問がスペースを取りすぎて、条文素読がしづらい

分厚いのは仕方ないのですが、持ち運びに困ります。家で勉強するとしても、辞書のように分厚い六法をわざわざ開く気になれません。

テキストや問題集に出てきた条文をチェックする作業は大切なので、ここは大きなデメリットです。

分厚くなる原因はおもに関連判例や関連過去問にスペースを多く使っているからなのですが、もう1つ、会社法がかなりのページ数になっています。(条文数が多いので仕方ないのですが。)

民法は主要科目なのでまだ許せるとしても、会社法は行政書士試験においてはマイナー科目。条文を読み込むところまでする人は少ないのではないでしょうか。

関連判例や関連過去問は、参考になりますが、六法に載っていなくても良いと思います。判例は判例集で読めば良く、過去問は5年分ほどを解いて自分で分析できるからです。

それよりも、いつでも気軽に開ける薄さで、条文だけが書かれているものの方が役立ちます。

とくに行政法は、条文の素読で全体像をつかむのが大切です。

以上の理由から、私は行政書士試験用の六法を開くことはほぼありませんでした。

おすすめの六法は?

私のおすすめの六法は、伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト」に付録としてついている「ハンディ行政書士試験六法」です。


「付録なんかで済ませていいのか?!」と思われるかも知れませんが、大丈夫です。必要なものはちゃんと入っています。

ハンディ六法の目次

目次を見ていただくとわかりますが、この六法が収めているのは行政書士試験で必要とする憲法・民法・行政法の条文だけです。商法・会社法は載せられていません。

内容はひたすら条文が載っているだけ。判例も過去問も解説も何もありません。

まずこの六法の良いところは、1cmにも満たない薄さ。これならいつでもどこでも持ち運べます。学習時にも気軽に参照できます。

ハンディ六法の外観

そして、条文しか載っていないので、条文の素読に最適です。

憲法・行政法は、条文の読み込みが大切。1条ごとの意味を理解するのも大切ですが、法律の全体像をつかむのが大切なんですね。

私はこのハンディ六法にずいぶん助けられました。

「会社法もしっかり条文を読み込みたい!」という方でなければ、この六法だけで大丈夫だと思います。

デメリットを挙げるとすれば、この六法は付録なので、『総合テキスト』を購入しないと手に入らないことでしょう。

テキストとしてほかの本を使うのであれば、ハンディ六法だけのためにわざわざこのテキストを買うのは躊躇してしまいます。

ちなみに私はたまたま中古で安いものを見つけたので、それを購入しました(^^)

(中古の場合は、対応年度に注意しましょう。法律は改正されることがあります。)

追記:『みんなが欲しかった! 行政書士の教科書』という基本書にも薄型の六法が付属するようになりました。重要ワードが赤文字になっているのも良さそうです。

まとめ

私は半年間勉強した経験から、行政書士試験用の六法よりもなるべくシンプルな六法が良いと思いました。

私が使った「ハンディ六法」はとてもおすすめなのですが、それ以外なら『ポケット六法』などが良いのかも知れません。

ただ、『ポケット六法』とは言いながら、そこそこ分厚いです。ポケットには入りません^^;

以上、個人的な意見ですが、参考の1つにしていただければ幸いです。