受験生に定番のテキスト、LECの『出る順行政書士 合格基本書』がリニューアルされました。
新しくなった表紙デザインも目を引きますが、新たに薄型六法が付いたことも見逃せません。

もちろん、シンプルかつ充実した内容は健在。
今年も多くの受験生の相棒になることと思います。

この記事では、LECの『出る順行政書士 合格基本書』を画像つきでレビューしていきます。

『出る順行政書士 合格基本書』の特色

『出る順行政書士 合格基本書』は、資格予備校のLECが作った一冊もののテキストです。
行政書士試験の試験科目すべてを1冊で網羅しており、初学者にも理解しやすい内容となっています。
特色をいくつかご紹介します。

見開き完結型

LECの合格基本書は、見開き完結型

本書の大きな特徴の一つは、すべてのテーマが見開き完結型になっていることです。
科目ごとにテーマを細かく分割し、1テーマを見開き2ページに収めています。

例を挙げると、行政法は87テーマ、民法は120テーマに分かれています。
もちろん、広い範囲を無理やり1テーマに収めるようなことはなく、ボリュームの多い単元は複数テーマに分割されています。

見開き型の効果として、複雑な内容を整理しながら学ぶことができるでしょう。
また、多忙のなか勉強時間を捻出している受験生にとっては、1テーマを2ページで学べる気軽さもメリット。
学習の継続を後押しするものとなりそうです。

1冊もののテキストは、わからないことを確認する”辞書”のような役割も果たします。
この点、見開き完結型は該当テーマを見つけやすく、アウトプット時にも役立つと思います。

巻末には語句索引と判例索引も掲載されており、検索性をいっそう高いものにしています。

シンプルな2色刷り

フルカラーのテキストも増えているなか、『出る順行政書士 合格基本書』は2色刷りを貫いています。

テキストにマーカーやメモを書き込んで、自分なりに仕上げていきたい方も多いでしょう。
そんな方にとっては、シンプルな2色刷りはもってこいです。

見開き型であることも相まって余白も多め。
「書き込み派」にぜひおすすめしたい1冊です。

充実した側注

ほとんどのページには側注部分が設けられており、さまざまな付加情報が掲載されています。

  • ことばの意味
  • ここに注意
  • プラスアルファ
  • 具体例で覚えよう!
  • 図表の読み方
  • 判例ゼミ

以上6種類の側注で、理解を深めたり、受験テクニックを知ることができます。

豊富な図表

LECの合格基本書には図表が多い

他社のテキストと同様、本書でも豊富な図表によって理解を深めることができます。
複数人が絡む問題や、複雑な行政手続きなども、図表でスッキリ整理できるでしょう。

私がとくに良いと思ったのは、上の画像にあるような表です。
このページでは、見開きページ全体を使って「原告適格の有無が問題となった判例」を表にしています。

これらの判例は本試験でもよく出題されるのですが、ここまで整理された表は他になかなかないと思います。
こういったコンテンツも、1冊もののテキストにふさわしいものと言えそうです。

別冊でコンパクト六法が付属

LEC行政書士合格基本書のコンパクト六法

2019年度版から、LECのテキストにもコンパクト六法が付くようになりました。

行政書士試験に必要な科目だけを収めた薄型六法は、学習効率を高めてくれるので重宝します。

LECコンパクト六法の目次

収録されている法律は、他社の薄型六法と同様に、商法・会社法を除く主要なもの。
ただ、他社では民法が抄録(抜粋したもの)であるのに対し、LECの場合は全条文を掲載
必ずしも全条分が必要というわけではないものの、安心感が違います。

『出る順行政書士 合格基本書』の注意点

大手資格予備校であるLECが作っているだけあって、本書の内容は要所を押さえたものになっています。
見開き型でスッキリしていながら、情報量も充実しているのはさすがです。
本書は辞書のように参照しやすい作りになっているため、本試験まで長く活躍してくれるでしょう。

一方で、テーマごとの完結型になっているため、前後のつながりが多少わかりずらいという声も。
本書は、他の副読本と組み合わせて使うとさらに効果的かもしれません。

また本書には2色刷りという特徴があり、いろいろと書き込みたい方にはうってつけです。
逆にフルカラーの方が見やすいという方には、他社のテキストをおすすめします。

まとめ

定評あるLECのテキストにコンパクト六法が付いて、さらに便利になりました。
シリーズで揃えることにより、必要な知識をしっかりと身に付けることができるでしょう。