行政書士試験に合格するためには、適切な戦略が不可欠です。
戦略的に勉強しなければ、いくら頭の良い人でも合格の可能性は低くなるでしょう。
その証拠に、優秀な法学部の学生でも不合格になることは少なくありません。

では、合格のための戦略はどのように立てれば良いのでしょうか?
この記事では、適切な戦略を立てるうえで大切なことをお伝えします。

まず敵を知る

当然のことですが、まずは行政書士試験がどのような試験なのかを知る必要があります。
試験日程や受験資格などの基本的な情報はもちろんですが、とくに重要なのは以下のものです。

  • 試験科目
  • 合格基準
  • 各科目の配点

これらを知らなければ、何をどのぐらい勉強すれば良いかがわかりません。

まずは試験研究センターのウェブサイトで公式情報を確認しておきましょう。
また、当ブログの「試験について」というカテゴリにある記事も、よければ参考になさってください^^

攻略法を知る

独学で挑戦するなら、本やインターネットを使って効果的な勉強法を調べてみると良いでしょう。

資格予備校の講師など、信頼できる人の情報は参考になります。
(講師のブログでは当然、スクールの講座の紹介もありますが、独学者に役立つ情報も少なくありません。)

合格者の体験談も参考になるものがあるでしょう。
私も、当ブログの中で、体験に基づいた効果的な戦略・勉強法をご紹介しています。

ただし、ネット上には参考にならない情報もあふれているので、注意が必要です。

たとえば、単に紹介料を得る目的で、高額の教材を勧めているサイトがあります。
また、苦労しなくても合格できるかのような説明をしているサイトも、怪しいと思ったほうが良いでしょう。

初学者が行政書士試験を突破するには相当な努力が必要です。
誠実な人であれば、いかなる意図であれ「楽して合格できる」など、誤解を招くことを言うでしょうか?

どんな人が記事を書いているのかは、ぜひ確認しておきたいところです。

自分に合った戦略を立てる

効果的な勉強法に関する情報はあふれているので、調べているとキリがありません。
また、人によって考え方はさまざまなので、相反するアドバイスも多く、混乱してしまいます。
信頼できる情報をもとに、自分に合った戦略を立てていきましょう。

学習戦略は、

  • 試験までに残された期間(使える時間)
  • かけられる費用
  • 自身の性格・環境

によって変わってきます。
得られた情報を参考にしつつ、現時点でもっとも効果的と思える戦略を練っていきましょう。

人のアドバイスも大切ですが、自分なりに創意工夫していけるといいですね。

定期的に見直す

一度戦略を立てたら、試験日までそのまま突っ走れば良いのでしょうか?

恐らくそれは危険でしょう。
まだ知識が浅い時期に立てた戦略は、最適なものではないかも知れません。
やってみたら自分には合わない勉強法だったり、予期できなかった環境変化があったりもします。

戦略は定期的に見直しましょう。
「この勉強法で確実に合格に近づいているだろうか?」と考えてみてください。

学習効果を実感するまでには時間がかかるので、コロコロと勉強法を変える必要はないと思います。
しかし、冷静に分析してみて必要を感じたなら、思い切って勉強法(あるいは教材)を変えることも大切です。

試験日までの間、試行錯誤をしながら勉強を続けていきましょう。

まとめ

適切な戦略を立てるには、まず敵を知り、一般的な攻略法を知る必要があります。
その上で、自分に合った戦略を立て、その後も試行錯誤をくり返していくと良いでしょう。