『合格革命』シリーズには『肢別過去問集』という一問一答式の問題集があります。
昭和62年度以降の過去問を一問一答式に仕立てた問題集です。

しかし『合格革命』にはもう1冊、『出るとこ千問ノック』という一問一答式の問題集もあります。

いったいどんな違いがあるのでしょうか?
2冊を併用するメリットはあるでしょうか?

この記事では、『出るとこ千問ノック』をレビューし、効果的な使い方を検討します。

『合格革命 出るとこ千問ノック』の特色

本書は一問一答式の問題が1000問収録されたB6版の問題集。
そのすべてがオリジナル問題です。
特色をくわしく見ていきましょう。

『基本テキスト』に基づく1000問のオリジナル問題

本書の問題はすべて、『合格革命 基本テキスト』の内容を元に作られています。
具体的には、『基本テキスト』の本文と、基本事項を説明した側注(赤色の側注)が元になっています。
過去問から作られている『肢別過去問集』とは異なる内容ということになりますね。

  • 『肢別過去問集』→昭和62年度以降の過去問を一問一答式に仕立てたもの
  • 『出るとこ千問ノック』→『合格革命 基本テキスト』を一問一答式に仕立てたもの

もちろん、本試験でよく問われる知識も押さえていますが、過去問未出の論点がしっかりカバーされているという特色があります。

本書は、過去問だけでは心配な方やオリジナル問題をたくさん解きたい方におすすめです。

見開き構成で使いやすい

合格革命 行政書士 出るとこ千問ノック

『肢別過去問集』と同様、左ページに問題、右ページに解答・解説というレイアウトです。
チェック欄は各問題に3回分が設けられています。
とくに重要な問題には「直前これだけ!」という表示があるので、直前期に役立ちそう。

合格革命 行政書士 出るとこ千問ノック

解説はシンプルながらわかりやすく、対応する『基本テキスト』のページが掲載されています。
問題集そのものの項目立ても『基本テキスト』と揃えてあるので、行き来がしやすいでしょう。

ほかにも嬉しい特徴がたくさん

合格革命 行政書士 出るとこ千問ノック

本書には赤シートが付属。
解答と解説内のキーワードは赤字になっているので、隠しながら学習可能です。

さらに、1000問という長丁場を続けるモチベーション与えてくれる特徴も。
随所に講師が登場し、学習のヒントや応援コメントをもらえます。

合格革命 行政書士 出るとこ千問ノック

また、各節の下部には進捗度がチェックできるゲージが。
達成感を味わいながら進めることが可能です。

合格革命 行政書士 出るとこ千問ノック

『合格革命 出るとこ千問ノック』の効果的な使い方

本書は『合格革命 基本テキスト』に基づいた問題集なので、このテキストを使っている方が理解度を確かめるのに使うと良いと思います。
(もちろん、他社のテキストを使用している方があえて本書を使うのも良いでしょう。)

『肢別過去問集』と本書の2冊を解けば、過去問とテキストをすべて一問一答式で網羅することになり、強力な知識強化になることは間違いなさそうです。

一問一答式は苦手分野のあぶり出し効果が高いので、自己分析&弱点克服に使えます。
B6版で持ち運びが楽なので、外出時にはカバンに入れておき、通勤・通学などのスキマ時間を活用してコツコツと進めていくと良いでしょう。

まとめ

『出るとこ千問ノック』は、『基本テキスト』を一問一答式に仕立てたもの。
過去問未出の知識もカバーできるので、『合格革命』を使っている方にはおすすめです。