行政書士試験の対策には六法が不可欠です。
どんな六法を使うべきかは意見が大きく分かれるところですが、シンプルな六法を好む方におすすめなのが三省堂発行の『ケータイ行政書士 ミニマム六法』。
この記事では、『ケータイ行政書士 ミニマム六法』の特徴や使い方を詳しくお伝えします。
目次
『ケータイ行政書士 ミニマム六法』の特徴
『ケータイ行政書士 ミニマム六法』は、三省堂が発行する『ケータイ行政書士』シリーズの1冊で、行政書士試験に必要な条文を厳選して収録した六法。
その特徴を詳しくみてみましょう。
とにかくコンパクトで持ち運びに便利
テキスト付属の薄型六法を除けば、行政書士試験用の六法の中でもっともコンパクトだと思います。
そのサイズは、縦19cm✕横12cm✕暑さ1.8cm。
片手でラクラクつかめてしまうコンパクトさで、持ち運びに便利。
学習中に参照するのも苦になりません。
それでいて、行政書士試験に必要な法律を一通り網羅しています。
主要科目である憲法、民法、行政法はもちろんのこと、商法・会社法も収録。
さらに、基礎法学や一般知識で必要になる裁判所法、刑法、個人情報保護法なども含まれています。
各法律は、すべての条文ではなく、試験に頻出の条文を中心に厳選して収録。
効率よく学習できるようになっています。
読みやすさへのこだわり
『ミニマム六法』は読みやすさにもこだわっています。
まず、一般的な六法は縦書きであることが多いなか、この六法は横書きです。
本試験もすべて横書きであることを考えると、六法が横書きであることは合理的かもしれません。
さらなる特徴として『ミニマム六法』は、条文のカッコ書きをすべてページ下部に脚注として掲載しています。
条文が読みづらい理由の一つはカッコ書き。
いずれ慣れていく必要はありますが、カッコ書きが省略されることで条文への抵抗をなくし、理解を早めてくれると思います。
重要ワードは太字や青字で強調
とくに重要なキーワードは、太字や青字で強調されています。
これにより、条文を読みながら要点やキーワードを復習することができ、記述式対策にも繋がりそうです。
さらに、各条文には本試験での出題実績が示されており、重要度を確認しながら読むことができるでしょう。
『ケータイ行政書士 ミニマム六法』の使い方
この『ミニマム六法』は行政書士試験において、メインとしてもサブとしても使えそうです。
メインの六法として使う場合
『ミニマム六法』には、行政書士試験の学習に必要な法律が一通り収められています。
そのため、本試験までこれ1冊で乗り切ることも十分に可能でしょう。
この『ミニマム六法』の余白に学んだことを書き込み、情報を集約している人もいます。
条文素読にも十分に使うことができるでしょう。
ただ注意したいのは、この六法はあくまで重要条文の抜粋であること。
過去問や問題集に出てきた条文でも、割愛されている場合があります。
その際には、必要に応じて余白に条文を書き込んでいくと良いでしょう。
サブの六法として使う場合
メインの六法として判例六法などのしっかりした六法を選ぶ方も多いでしょう。
その場合でも、ちょっと条文を確認したいだけという時や、出先で勉強するために『ミニマム六法』を使っている人もいるようです。
重要ワードの太字強調など、一般の六法にはない機能も多いので、組み合わせて使うことで理解を深めていけるかもしれません。
まとめ
『ケータイ行政書士 ミニマム六法』は、行政書士試験に特化した六法の中では極めてコンパクトであり、使い勝手の良さが特色です。
メインとしてもサブとしても使えるので、1冊持っていると便利でしょう。