行政書士試験は難関資格の一つに数えられています。
法律初学者であれば、最低でも1年間はしっかり勉強することをおすすめしたいところです。

ただ、状況により短期間での合格を目指す方もいるでしょう。
この記事では、法律学習経験ゼロの方が5月に勉強を始め、半年で合格を目指せるのかを検討したいと思います。

とある通信講座の「標準学習期間は6ヵ月」は疑問

ある大手通信教育の行政書士試験講座は「標準学習期間は6ヵ月」と謳っています。
この表現は、あたかも半年間勉強すればほぼ合格できるような印象を与えますね。

しかし経験からいえば、この試験はそんなに甘くありません。
周りを見渡してみても、半年の学習で合格した人はかなり少ないです。

このような言い方は、講座を売るための誇張だと考えた方がいいでしょう。

多くの講座は、学習期間を1年間に設定していると思います。
もちろん1年間で必ず合格できるというわけではありませんが、一般的な人が一通り受験対策をするのに目安となる期間といえるでしょう。

必要な期間は、その人の可処分時間や能力による

そうはいっても、半年での合格が不可能というわけではありません。
可処分時間や能力は、人により異なるからです。

たとえば私は5月に学習をスタートしましたが、本試験までの半年間、仕事を週3日のアルバイトだけにしていました。
また、理系学部の出身で法律学習は初めてでしたが、勉強の仕方には自信がありました。
そして毎日必死に勉強した結果、何とか合格できました。

要するに、半年間でも可処分時間が十分にあったり、要領よく勉強できれば合格の可能性があるというわけです。
どれほど本気で勉強に取り組めるかも重要ですね。

5月から始めるなら、どんな勉強法がいい?

短期合格を目指す場合、どんな勉強法を選ぶのが良いでしょうか?
これも人により異なります。

大雑把に整理すると以下のようになるでしょうか。

  • 資金があり、可処分時間が多い
    →資格予備校、通信の主要講座
  • 資金があり、可処分時間は少ない
    →資格予備校、通信の短期講座
  • 資金が限られているが、勉強の仕方には自信がある。可処分時間も多い。
    →市販のテキスト、問題集、模試

まとめ

5月スタートでの行政書士試験合格は、決して楽ではありませんが、状況や能力によっては可能です。
短期で挑む場合、どの勉強方法を選んだとしてもかなりの努力が求められるでしょう。
(1年間しっかり勉強しても不合格になる方も多い試験なので)

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