2019年11月29日、行政書士試験研究センターHP上に「受験者の皆様へ」というおしらせが掲載されました。
要約すると、2019年度(令和元年度)行政書士試験の【問題28】が没問になり、受験者全員を正解として採点することにしたとのことです。
以下に発表文書を引用します。
令和元年度行政書士試験の法令等・択一式「問題28」については、妥当でないものを一つ選ばせる形式であり、選択肢3を正答とするものでしたが、選択肢4も判例に鑑み正答として取り扱うことが適当と考えられることが判明いたしました。
つきましては、受験者全員の解答を正解として採点することといたしました。
試験問題に誤りがありましたことを心からお詫び申し上げます。
つきましては、受験者全員の解答を正解として採点することといたしました。
試験問題に誤りがありましたことを心からお詫び申し上げます。
本問は本試験直後から物議をかもしており、予備校の予想解答が割れている状況でした。
結果として2018年度に続き、没問が出てしまった形です。
不適切な出題により、本問に必要以上の時間をかけてしまった受験者もおられるかもしれません。
さまざまな犠牲を払って準備をしてきた受験生に対し大変失礼で、あってはならないことです。
このようなことが二度と生じないよう、十分な検証を行なっていただきたいものです。
受験者の皆さんは、合格発表まで不安との闘いが続くと思います。
一人でも多くの方が合格を掴めるよう、祈っています。