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当ブログでは、行政書士試験用の教材を多数レビューしてきました。
シリーズごとに特色が異なるため、迷っている方もおられるでしょう。
そこでこの記事では、LEC、伊藤塾、『合格革命』、『みんなが欲しかった!』の4シリーズを比較してみます。
おもに比べるのは、基本となるテキスト。
それぞれの持つ個性を確かめてください。
さらに、シリーズごとの教材ラインナップも押さえていきます。
目次
LEC(東京リーガルマインド)
LECは言わずとしれた資格予備校。
教材の特色は、受験生にとことん寄り添った作り込みです。
講座で培ったノウハウがしっかり収められています。
LECのテキスト
LECの『合格基本書』の紙面を見てみましょう。
![LEC合格基本書](https://gyosho.net/wp-content/uploads/2019/03/hikaku-01.jpg)
他社のテキストはフルカラーになっていくなか、LECは2色刷りを貫いています。
これは、受験生が自分でマーカー・書き込みを入れていくことを目的としたものです。
さらに、各章が見開き完結型になっているため、スキマ時間を使った学習にも最適。
2019年度版からは、別冊の薄型六法も付くようになりました。
LECの教材ラインナップ
過去問集、記述式問題集、模試など、必要なものは揃っています。
2019年度版からは、テキストに準拠した基本問題集もラインナップに加わりました。
判例をじっくり読みたい方は、他社の判例集を購入する必要があります。
伊藤塾
伊藤塾も大手資格予備校です。
教材の特色は、より本試験を意識した実戦的な内容です。
伊藤塾のテキスト
伊藤塾『総合テキスト』の紙面を見てみましょう。
![伊藤塾『総合テキスト』](https://gyosho.net/wp-content/uploads/2019/03/hikaku-02.jpg)
2019年度版よりフルカラーにリニューアルされました。
図表を含めた中身も刷新されており、とても見やすいテキストになりました。
知識の整理に役立つ表が数多く収められています。
以前からの特色である別冊の薄型六法は引き続き付属しています。
伊藤塾の教材ラインナップ
教材の種類こそ少ないものの、高い完成度を誇ります。
とくに『民法・行政法 解法スキル完全マスター』は個人的に強くおすすめする参考書です。
過去問集、判例集がないため、必要であれば他社のものを購入することになります。
記述式問題集もありませんが、『総合問題集』では記述式問題が多めです。
『合格革命』
『合格革命』シリーズは、早稲田経営出版が発行する独学教材。
充実した情報量で、信頼できるシリーズです。
『合格革命』のテキスト
『合格革命 基本テキスト』の紙面を見てみましょう。
![『合格革命 基本テキスト』](https://gyosho.net/wp-content/uploads/2019/03/hikaku-03.jpg)
色分けされた見やすい構成になっています。
実戦に役立つ脚注も充実しており、情報量は多め。
安心感がある反面、初学者にとってはやや難しく感じる場合があるかもしれません。
薄型六法は付属していません。
『合格革命』の教材ラインナップ
基本的な教材のほか、『肢別過去問題集』、『出るとこ千問ノック』という一問一答式の問題集が人気を誇ります。
過去問集、判例集がないため、必要に応じて他社のものを購入することになります。
『みんなが欲しかった!』
『みんなが欲しかった!』シリーズは、資格予備校TACが作る初学者用のシリーズです。
わかりやすく、かわいい紙面が特色です。
『みんなが欲しかった!』のテキスト
『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』の紙面を見てみましょう。
![『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』](https://gyosho.net/wp-content/uploads/2019/03/hikaku-04.jpg)
カラフルな紙面が印象的です。
初学者でも全体像がつかめるよう、図が多用されています。
かわいい紙面ですが、もちろん情報は確かなものです。
テキストは5つの分冊にできる設計で、持ち運びに便利です。
薄型六法が付属し、条文中のキーワードが赤シート対応になっています。
『みんなが欲しかった!』の教材ラインナップ
教材ラインナップはとても充実しています。
基本的なものに加えて、肢別問題集、記述式問題集、判例集、5年過去問題集など、ほとんどのものが揃います。
どの教材も初学者に優しく、ていねいでわかりやすい解説が充実しています。
価格のわりにページ数も多めです。
まとめ
教材はシリーズで使うと効率良く学習できます。
好みのシリーズを軸にして揃え、足りないものを他社のもので補うようにすると良いでしょう。