行政書士教材の各シリーズから記述式問題集が出ていますが、どれを使うのがよいのでしょうか?
この記事では『LEC』『合格革命』『みんなが欲しかった!』の3冊を比較してみます。
どんな基準で問題集を選べばよいのか、私の考えもお伝えします。
目次
各書の特色を比較してみる
当ブログでレビューした3冊を比較するため、各書の特色を書き出してみます。
LEC『出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集』
問題数
<記述式>
民法・・・・64問
行政法・・・32問
<多肢選択式>
憲法・・・・12問
行政法・・・18問
特色
すべてがオリジナル問題となっており、合計126問という問題数の多さが特色です。
巻頭には改正民法についての6ページにわたる特集も掲載。
『合格革命 行政書士 40字記述式問題集』
問題数
<記述式>
民法・・・・40問
行政法・・・20問
<多肢選択式>
憲法・・・・10問
行政法・・・20問
特色
書籍の前半が『基礎編』となっており、条文や判例の穴埋め問題を用意。(約50ページ分)
憲法、民法、行政法の復習ができ、最後まで使える一冊です。
『みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集』
問題数
<記述式>
民法・・・・70問
行政法・・・25問
<多肢選択式>
憲法・・・・14問
行政法・・・22問
特色
前半で記述式問題の解き方を詳しく解説しているため、初学者に親切。(約100ページ)
問題数が多めですが、多肢選択式については半数が過去問からの出題です。
記述式問題集は、問題の的中率で選ばない
本試験で同じ問題がでれば確かに有利ですが、出題予想はなかなか当たるものではありません。
記述式問題集は主に、どんな問題が出ても対応できる「解答力」の強化を目的に使うとよいと思います。
また、選択式よりも深い理解が問われる記述式に取り組むと、全体的な理解度が底上げされます。
さまざまな分野の記述式問題を解くことにより、苦手分野や弱点を見つけることもできるでしょう。
そういうわけで私としては、記述式問題はなるべく多くの問題に触れることをおすすめします。
1冊だけだと出題傾向に偏りがある可能性もあるので、余裕があれば2冊を選んで徹底的に解くのはいかがでしょうか。
ちなみに私は『合格革命』と『パーフェクト』の2冊を使いました。(後者は現在発行されていません。)
上記のとおり各書には個性があります。
またこれらのほかにも記述式問題集は出ているので、自分に合いそうなものをじっくり選んでみてください。
まとめ
記述式問題に取り組むことは、合格を引き寄せるための重要なプロセスです。
基本が身についてきたら積極的に取り組むことをおすすめします。