8月に入り、本試験まで約3カ月となりました。
試験勉強の進み具合はいかがでしょうか。

本試験の申込みも始まっており、すでに済ませた方もいらっしゃるでしょう。
郵送、インターネットによる申込みにはそれぞれ期限が設けられているので、お気を付けください。

今回はこの時期の学習について、自身の経験もふまえて考えてみたいと思います。

過去問を通しで解き、自分の現在地を知る

もうやっている方も多いと思いますが、年度別の過去問はそろそろ取り組んでいきたいところです。
短期での合格を目指す方もぜひ、通しで解いてみることをおすすめします。

今後の戦略を立てるためには、自分の現在地を知る必要があります。
過去問を通しで解くことにより、自分の実力や足りないところが見えてくるでしょう。
現状では何点ぐらい得点でき、全部解くのにどれぐらいの時間がかかるでしょうか?

私の場合は本試験の半年前(5月)に学習を始めたこともあり、過去問を初めて通しで解いたのは8月下旬でしたが、ちょっと遅かったと思いました。

本試験までの日数が限られてきた今、一日一日の使い方が重要になってきます。
とくに9月からは直前期と呼ばれ、より緻密な計画が必要です。
今の内に自分の実力を確かめ、ある程度は弱点を克服した状態で直前期を迎えられるのが理想ですね。

なお、市販の模試も実力を把握するのに役立ちます。
難易度にバラツキがあるので1回分だけで判断するのは難しいですが、何回分かを解くことにより自身の傾向が見えてくると思います。
過去問は部分的に問題集で触れていることが多いので、初見の問題に触れるという意味で市販の模試は有用です。

記述式問題など発展的な学習に取り組む

残り3カ月のこの時期は、記述式問題などの発展的な学習を始める必要があるでしょう。
個人的には2冊の記述式問題集をやり込むことをおすすめしています。

そのほか、発展的な内容を扱った参考書を読むのもいいと思います。
私のおすすめは伊藤塾の『うかる!行政書士 民法・行政法 解法スキル完全マスター』なのですが、8月22日に第2版が発刊されるということで注目しています。

なお旧版のレビューはこちらです。

間違えた問題のデータが直前期に役立つ

9月以降の直前期は、主にこれまでの学習の総復習をしていくことになります。
(もちろん新たな学習に取り組むことも可能ですが)

そうなると、8月までに蓄積した学習記録が大変役立つことになります。
とくに、一度間違えた問題のデータです。
過去に解けなかった問題を集中的に解き直すことにより、合格への最終調整をしていくことが可能になります。

ですからこの時期は、より多くの問題を解くことによりデータを蓄積することが大切です。
実力の底上げをしつつ、直前期の準備もしていくイメージですね。

まとめ

本試験が迫ってきて、一日の重みが増してきました。
暑い真夏がやってきますが、体調に注意を払いつつ、勉強のギアを上げていきましょう!