※最新版については以下の記事をご覧ください。
本試験に向けて、模試は重要な役割を果たします。
予備校で実施されている模試は、会場での受験に慣れる効果があるでしょう。
一方、予備校が近くにない人や、より多くの問題に挑戦したい人にとっては、市販の模試も良い選択肢です。
この記事では、LECの『出る順行政書士 当たる! 直前予想模試』を詳しくレビューします。
目次
『出る順行政書士 当たる! 直前予想模試』の特色
本書は、資格学校のLECが発行するB5判の書籍。
3回分の模擬試験と前年度の本試験が入っています。
その特色をくわしく見てみましょう。
模試だけではなく、前年度の本試験問題も
2019年度版は、3回分の模試に前年度本試験問題を加え、計4回分となりました。
この変更は、今年初挑戦の受験生にはとくに嬉しいものでしょう。
問題はセパレート式
3回分の模試と前年度の本試験は、すべてセパレート式の問題冊子となっています。
本試験では問題冊子がA4判なので、サイズは一回り小さいものの、ほぼ本番に近い形で取り組むことが可能に。
解答用紙も付いています。
充実した解説ページ
解説ページは、丁寧な解説はもちろんですが、それ以外にも高い機能性があります。
- 『合格基本書』の対応ページを記載
- 肢ごとに重要度を記載
- 補足情報(ワンポイントアドバイス)を掲載
- 問題の重要度、正答率を掲載
とくに興味深いのは正答率の掲載です。
これは、昨年のLEC行政書士講座で使用された各種模擬試験をもとに、予想正答率を計算したもの。
まさに資格予備校ならではの情報です。
巻頭特集「要注目テーマ10」
巻頭には、「要注目テーマ10」が20ページにわたって掲載されています。
これは、近年の法改正を中心に、とくにチェックしておくべきポイントをまとめたものです。
法改正部分は出題の可能性も高く、ぜひ押さえておきたいです。
『出る順行政書士 当たる! 直前予想模試』の使い方
他の模試にも共通しますが、模試の果たす役割は数多くあります。
- 実力を試す
- 弱点の発見
- 時間配分、解く順番の見きわめ
このあたりを意識すると良いでしょう。
LECの模試は例年良い問題が多く、本試験に近いレベルが再現されていると思います。
今年度に関しても、基本を押さえた出題と、「おっ!」と思わせる出題がバランス良く含まれていると感じました。
ちなみに問題の難易度については、各社の模試でバラツキがあるようです。
点数に一喜一憂する必要はないでしょう。
複数回の模試を通して、自身が培った知識をどのように答案に吐き出すか、イメージを掴んでいきましょう。
模試に取り組む回数は、多ければ多いほど良いわけではありませんが、私は市販の模試を3冊解きました。
(個人差があると思います。)
まとめ
『出る順行政書士 当たる! 直前予想模試』は、資格予備校のLECならではのこだわりがつまった市販模試となっています。