2020年度版の行政書士テキストとして、LECから新たなシリーズ『行政書士 合格のトリセツ』がリリースされました。

今回は本シリーズから『基本問題集』を取り上げます。
本書の特色、『出る順』シリーズとの違い、効果的な使い方について見ていきましょう。
(なお本書は東京リーガルマインド様よりご提供いただきました。)

『合格のトリセツ 基本問題集』はバラエティに富んだ出題が魅力

本書はLECの人気講師・野畑敦史先生執筆の問題集。
同シリーズの『基本テキスト』に完全準拠しています。
本書の特色をいくつかご紹介します。

220問の過去問・オリジナル問題・他資格問題で基礎力アップ

LEC合格のトリセツ 基本問題集

本書は、基礎力を高めるための220問が掲載されています。
文章理解を除けば、試験科目はすべて網羅
記述式・多肢選択式問題も含まれています。

220問の内訳は以下のとおりです。

  • 行政書士試験過去問(過去10年以内):78問
  • 行政書士試験過去問(過去10年以前):20問
  • 他資格アレンジ問題:87問
  • オリジナル問題:35問

特に際立っているのは他資格アレンジ問題の多さ。
公務員試験や司法書士試験のアレンジ問題が豊富に含まれており、他の問題集と重複しにくいと思います。
オリジナル問題を含め、行政書士試験の過去問だけではカバーできない論点も補われているでしょう。
(特に記述式問題はオリジナル問題が多いです。)

過去10年以内の過去問については『ウォーク問 過去問題集』と重複することになりますが、本書を導入する価値は十分にあると思います。

基本的な機能性を備えている

LEC合格のトリセツ 基本問題集

本書は基本問題集として以下の機能性を押さえています。

  • 『基本テキスト』該当ページの記載(肢ごと)
  • 重要度の表示
  • 正否チェック欄(3回分)

本書は2色刷りですが、科目ごとに色分けがされているのも気が利いていますね!

ていねいな解説

LEC合格のトリセツ 基本問題集

本書はていねいな解説が魅力です。
肢ごとに詳しい説明があることはもちろんですが、随所に図表が掲載されており親切です。
問題によっては解説が2ページにわたっています。

さらに「野畑のワンポイント」というコラムでは、野畑先生の学習アドバイスも掲載。
授業を受けている感じでいいですね。

目隠しシートが付属する

LEC合格のトリセツ 基本問題集

ほとんどの問題は、左ページが問題、右ページが解説となっています。
問題を解く際に解説部分を隠せるよう、「目隠しシート」が付属しています。

『出る順行政書士 合格問題集』との比較

LEC『出る順』シリーズにも基本問題集があります。
本書の特色の内、『出る順』と異なる点を挙げてみましょう。

  • 他資格のアレンジ問題が含まれている
  • 記述式・多肢選択問題が含まれている
  • 問題数が20問多い
  • 解説が2ページにわたる問題がある
  • 科目ごとに色分けされている
  • 価格が200円高い

『合格のトリセツ 基本問題集』の効果的な使い方

本シリーズの『基本テキスト』『基本問題集』は初学者・独学者にわかりやすく書かれているため、最初に取り組むのに最適です。
学習初期はインプットに偏りがちですが、本書を使うことによりアウトプットを同時並行で行なうことをおすすめします。
基礎力を養った後は『ウォーク問 過去問題集』や『記述式問題集』に進むと良いでしょう。

本書には解説文で条文や判例がていねいに参照されているので、可能な限り六法や判例集を開くようにするとさらに効果的ではないでしょうか。

まとめ

『合格のトリセツ 基本問題集』は、2020年に新たにリリースされた問題集です。
学習初期から活用することで、応用レベルへの良い橋渡しとなってくれるでしょう。