前の記事でお話ししたように、本試験まで5か月の段階でフォーサイトの行政書士講座を購入した私ですが、時間のない自分には合わないと思い、数週間で手放すことにしました。

とはいえ基礎法学と民法については、フォーサイトのテキストとDVDでひと通り触れることができました。
この記事では、フォーサイトを手放したあとのことをお伝えします。

【本試験まで4か月半】合格革命シリーズの「基本テキスト」で全体像をつかむ

2017年7月に入り、11月12日の本試験まで4か月半となりました。

フォーサイトはあまりにテキストとDVDの数が多く試験範囲の全体像が見えないと思った私は、1冊で試験範囲を網羅している「基本テキスト」を読むことにしました。

買ったのはこちらです。


各スクールや出版社が「基本テキスト」を出版していますが、ネットでの評判も良く、比較的細かいところまで書かれているという「合格革命」シリーズの基本テキストを買いました。

試験範囲を1冊にまとめただけあって、ページ数はおよそ800ページ
フォーサイトで学んだ民法を除けば、ほとんどが生まれて初めて知る内容。
読み通すだけでかなり苦労しました。

2週間ほどをかけて何とか読み切り、試験範囲に含まれている内容を大雑把に把握できました。
「基本テキスト」を読みながら同シリーズの「基本問題集」を解いてみると、半分ぐらいは解ける印象です。

勉強した範囲の問題をすぐに解いているので、ある程度解けるのは当然かもしれませんが、やはりただ読むだけより問題を解きながら進めたのは良かったと思います。

それにしても、「基本テキスト」を読み込むだけで十分に内容を理解し、本試験の問題を解けるレベルに達することが可能でしょうか?
私にはそうは思えませんでした。少なくとも行政法と民法は、もっと詳しいテキストが必要だと感じたのです。
そこで私は、次なる1手に出ることにします。

【本試験まで4か月】「よくわかる」シリーズで理解を深める

7月も半ばになり、さらに理解を深めたいと思った私は、ネットでもすこぶる評判の良い自由国民社の「よくわかる」シリーズを購入しました。


こちらは憲法、民法、行政法、会社法と1冊ずつ分かれています。

行政書士試験専用というわけではないものの、内容は評判どおりとても分かりやすかったです。「基本テキスト」と比べると図表が少なく、文章で理解させるスタイルでした。

また「基本テキスト」が知識を淡々と述べていくのに対し、「よくわかる」シリーズでは背後にある理由や筆者の思いも書かれており、深く理解する助けになりました。

3週間ほどをかけ、「よくわかる行政法」と「よくわかる民法」を2回どおり読みました。

(憲法や会社法も買ったのですが、最初の方しか読みませんでした。憲法はすでに全体像がつかめており、会社法は後回しで良いと思ったからです。)

まとめ

ここまでで試験勉強を始めてから3か月間ほどが経過しました。

試行錯誤しながらも、

  • 法律の基礎を学ぶ入門書
  • フォーサイト行政書士講座(基礎法学・民法のみ)
  • 「基本テキスト」
  • 「よくわかる行政法」、「よくわかる民法」

これら4つを使って、行政書士試験の試験範囲を多角的に学ぶことができたと思います。
もちろんこの段階ではまだまだ合格レベルに達しているわけもなく、試験範囲の全体像がつかめたに過ぎません。
しかしこの基礎固めがあってこそ、実際に問題を解く段階へと進んでいくことができます。いわゆるインプットからアウトプットに移っていく段階です。