前の記事でお話ししたとおり、「合格革命 基本テキスト」、「よくわかる行政法」、「よくわかる民法」の3冊を使って試験範囲全体を概観した私。
しかしまだまだ理解は浅く、合格への道のりは遠い状況でした。この記事では、その後どのようにして知識を定着させていったかをお伝えします。
【本試験まで3か月半】渾身のノート作りで知識を自分のものに
2017年8月に入り、基礎知識を定着させたいと思った私は、いよいよ「ノート作り」に着手します。
どんなノートかと言うと、各科目の重要な点すべてを自分なりに整理したノートです。
よく「情報の一元化」と言われます。
情報を一か所に集約することによって知識を整理し、いつでも引き出せるようにするということです。
行政書士試験では、多くの人がテキストへの書き込みによって「情報の一元化」を行なっていると思います。
一方で専用のノートを作っている人もいるでしょう。
私の場合はノートを作ることにしました。作ったのはおもに行政法、民法、一般知識です。
(憲法と商法はのちに数ページだけのまとめノートを作りました。)
どのように「ノート」を作ったか
私は「よくわかる」シリーズを自分なりにまとめることによって、全範囲を網羅したノートを作ろうと考えました。
前の記事でご紹介したとおり、「よくわかる」シリーズは比較的図表が少なく、文章で理解させる本でした。
そこで、この本を読みながら情報を自分なりに整理してノートにまとめていくことにしたのです。
図表にできるところはなるべく自分で図表にしていきました。
図表が多いと言えば「基本テキスト」でしたよね。
つまり私がやろうとしたことは、「よくわかる」シリーズを読んで、自分なりの「基本テキスト」を作るということでした。
文章から図表を作るということは理解していなければ不可能であり、これが知識を定着化させる良い訓練になりました。
文章でまとめる場合にも、論文のように段落を下げたりして構造がわかるように心がけました。
ちなみに、一般知識については「よくわかる」シリーズは無いので、「基本テキスト」の内容を自分なりにまとめ直しました。
ノート作りは大変だがメリット多し
はっきり言って、この作業はとてもつらかったです。
毎日朝早く起きてノート作り。仕事から帰って来てからも寝るまでも、時間のある限りノート作りをしていました。
半年の受験生活を振り返っても、このノート作りをしていた数週間がもっともキツかったような気がします。
しかし、作ったノートは本試験まで役に立ち続けました。
- 「情報の一元化」によりいつでも知識を参照できる
- その後に得た知識を付け加えていける
- 徐々に色を加えていき、最終的には最高の復習ノートに仕上がる
などなど。まとめノートのメリットは計り知れません。
まとめ
まとめノート作りは本当に骨が折れる作業でした。
とはいえ、重要な知識を深く理解して定着させるためには欠かせないステップだったと思っています。
私が作ったノートは、何らかの形で詳しく公開していきたいと思います。またその際には、効果的なノートの作り方や徐々に復習ノートとして仕上げていく方法などもお伝えしたいと思っているのでお楽しみに。
みなさんは、まとめノートを作りますか?それとも他の方法で「情報の一元化」をしますか?
ノート作りについては、以下の記事もご覧ください。