9月になり、いよいよ「直前期」に突入しました。
残り2カ月の直前期は、もっとも実力が伸びる大切な時期です。

この記事では、模試の取り組み方をはじめ、直前期に注意したいことをまとめてお伝えします。

直前期の学習方針

まずは、直前期の全般的な注意点をお伝えします。

新しいものに手を出さない

直前期のセオリーは、新しいものに手を出さないことです。
自信がないと、つい新しい問題集に手を出したくなるもの。
しかし、今から新しいものを始めても、知識が定着しない、あるいはかえって混乱してしまうリスクがあるからでしょう。

(あくまで一般的なセオリーです。学習スケジュール、戦略は個人により異なります。)

直前期に最も効果があるのは、これまでの復習でしょう。
8月までに解いてきた過去問や問題集から、間違えたものだけピックアップして解き直します。
いまだに理解できていない論点を発見したなら、その弱点を強化しておきましょう。

情報の一元化を完成させる

情報の一元化を行なってきた方は、それを完成へと持っていきます。

たとえば「まとめノート」を作っているなら、ノートを定期的に読み返すことで復習します。
読み返してみて、まだ十分に理解できていないところにはチェックを入れていきます。
それを繰り返し、試験直前に見直したい箇所を絞り込んでいくと良いでしょう。

テキストや六法を使って情報の一元化を行なった方も同様です。

条文の素読をする

直前期の有効な勉強法の1つは、条文素読でしょう。
全体的な理解を得た今、知識の復習、確認として条文だけを読んでみるということです。
読むべき条文は憲法と行政法。
読んでも理解できない条文があれば、そこが弱点になっている可能性があります。

条文素読について詳しくは、以下の記事もご覧ください。

模試の活用法について

直前期には新しい問題に取り組まないと言いましたが、模試は例外です。
模試を正しく活用することにより、本試験で十分に実力を発揮できます。
ただし活用法を誤ると、直前期の貴重な時間を無駄にしてしまう可能性も。

以下、模試に関する過去記事のリンクを掲載しますので、よければ参考になさってください。
(予備校の模試、市販模試ともに注意点は共通します。)

まとめ

直前期は、これまでの学習をまとめ上げ、一気に合格レベルまで駆け上がる時期です。
本試験では知識だけでなく、時間の使い方、冷静さなども重要なので、模試によってそれらを対策することをおすすめします。