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行政書士試験は難関国家資格の1つに数えられます。
その合格率はどれほどでしょうか?
また、年ごとの合格率の推移からどんなことが見えてくるでしょうか?
令和6年度(2024年度)の合格率についても予想していきます。
行政書士試験の合格率の推移
まずは、現在の試験制度になった平成18年度以降の合格率の推移をご覧ください。
表1.行政書士試験の合格率の推移
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
平成18年度(2006) | 81,163 | 70,713 | 3,385 | 4.8% |
平成19年度(2007) | 81,710 | 65,157 | 5,631 | 8.6% |
平成20年度(2008) | 79,590 | 63,907 | 4,133 | 6.5% |
平成21年度(2009) | 83,819 | 67,348 | 6,095 | 9.1% |
平成22年度(2010) | 88,651 | 70,586 | 4,662 | 6.6% |
平成23年度(2011) | 83,543 | 66,297 | 5,337 | 8.1% |
平成24年度(2012) | 75,817 | 59,948 | 5,508 | 9.2% |
平成25年度(2013) | 70,896 | 55,436 | 5,597 | 10.1% |
平成26年度(2014) | 62,172 | 48,869 | 4,043 | 8.27% |
平成27年度(2015) | 56,965 | 44,366 | 5,820 | 13.12% |
平成28年度(2016) | 53,456 | 41,053 | 4,084 | 9.95% |
平成29年度(2017) | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.72% |
平成30年度(2018) | 50,926 | 39,105 | 4,968 | 12.70% |
令和元年度(2019) | 52,386 | 39,821 | 4,571 | 11.48% |
令和2年度(2020) | 54,847 | 41,681 | 4,470 | 10.72% |
令和3年度(2021) | 61,869 | 47,870 | 5,353 | 11.18% |
令和4年度(2022) | 60,479 | 47,850 | 5,802 | 12.13% |
令和5年度(2023) | 59,460 | 46,991 | 6,571 | 13.98% |
平成18年度から令和5年度において、合格率は4.8%~15.7%のあいだを推移しています。
3倍以上の開きがあり、年によって合格率が大きく変わることがわかるでしょう。
この18年間の合格率の平均はおよそ10.13%です。
難関資格らしく、低い合格率ですね。
次に、この期間を前半・後半に分けて平均を出してみます。
- 平成18年度~平成26年度:平均7.92%
- 平成27年度~令和5年度:平均12.33%
こうしてみると、近年は以前に比べて合格率が高くなっていることが読み取れます。
一方で、合格者数は全期間を通じて大きく変わってはいません。
合格率が高くなっているのは、受験者が減少傾向にあるなかで一定の合格者数を出すためなのでしょうか?
私たちには知るよしもありません。
今度は、平成24年度~令和5年度の合格率の変化を詳しく見てみましょう。
平成29年度までは合格率がアップダウンをくり返していましたが、それ以降は緩やかに下降。
そして令和3年度には、合格率が上昇に転じています。
試験センターは、合格人数を調整するため、問題の難易度でバランスを取っているのでしょうか?
これも私たちにはわかりません。
令和6年度(2024年度)の合格率はどうなる??
これまでの傾向をふまえて、令和4年度の本試験について予想してみましょう。
ここ数年間は、合格率が12%前後で推移しています。
この流れから、令和6年度もこのあたりを想定して進めると良さそうです。
減少を続けてきた受験者数は、令和元年度にやや持ち直し、令和3年度は7年前の水準まで一気に回復。
センター側が一定の合格者数想定しているとすれば、受験者数も合格率に影響してくる可能性があります。
しかし、試験センターがどのように考えているかは、私たちにはわかりません。
合格率は問題の難易度によってある程度決まってきます。
しかし、記述式問題の採点基準を調整することによって合格率を操作することもあるといわれています。
さらに、問題が難しすぎた場合には救済措置として、合格基準点が引き下げられることもあります。
合格率はこのようにして、総合的に決められていくことになるのです。
なお令和6年度の本試験からは「一般知識等」の法改正があるため、出題傾向の変化も注目されています。
合格率に左右されない十分な対策を
結局のところ、次の試験の難易度や合格率についてはっきりしたことは分かりません。
そうであれば、「いかなる難易度・合格率でも突破する」という心づもりで勉強するのが得策でしょう。
目標を高めに設定し、かりに難易度が高い問題が出ても対応できるよう、よく準備しておきましょう。
「ギョーショ!」では、そんなみなさんの努力を心から応援しています。
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