11月に入り、いよいよ2018年度本試験が近づいてきました。
受験生のみなさんは、これまで学んだことを振り返り、総まとめに入っていることでしょう。

本試験で実力を発揮するため、当日はなるべく平常心で臨みたいところ。
もちろん誰しも緊張はしますが、あらかじめ当日の様子をイメージしておくことで緊張を和らげることはできると思います。

そこでこの記事では、本試験の持ち物や流れ、注意事項をまとめてお伝えしておきます。

本試験当日の持ち物

まずは本試験当日の持ち物から確認しておきましょう。
前日までに確実に準備しておくようにします。

行政書士試験研究センターHPの「平成30年度行政書士試験のご案内」ページでは、持ち物について以下の記述があります。

(1)試験当日に必ず持参するもの

① 受験票(記載された試験場以外の試験場では受験できません。)平成30年度の受験票は緑色です。
② BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル(左記以外で解答すると判読が困難になります。)
③ プラスチック消しゴム
④ 上履きと下履きを入れる袋(土足厳禁の試験場のみ)

鉛筆(またはシャープペンシル)と消しゴムは、複数持っていきましょう。
1つでも大丈夫ですが、念のためです。
もし周りに忘れた人がいたら貸してあげるぐらいの気持ちの余裕があるといいと思います。

(2)その他持参することができるもの

① 腕時計1個(試験室内に時計の用意はありません。)
※ 計算機能・通信機能等が付いている腕時計は不可
※ 腕時計以外の置時計等は不可
(懐中時計を机上に置いて使用する場合は、使用を認めます。)
※ 事前にアラーム機能は解除しておいてください。
② 鉛筆削り(ゴミが中で蓄えられる小さいもので、電動鉛筆削りは不可)
③ 問題用紙に用いる蛍光ペン(複数使用可)
④ 膝掛けや座布団。ただし、使用にあたっては試験監督員の許可を受けてください。

本当に試験室内に時計はないので、持っていきましょう。
私が受験したときには、腕時計ではなくストップウォッチを持ってきた人がいましたが、試験官に「使用できないのでしまってください」と言われていました。

鉛筆削りは、鉛筆を使う人は必須です。

蛍光ペンは、練習時に使っていたのであれば必ず持参しましょう。
私は練習でも本試験でも使いませんでした。

ひざ掛けや座布団は今年から使用できるようになったようです。
意外に部屋が寒いことも考えられるので、心配な方は遠慮なく持ち込みましょう。
ちなみに私は、極度の緊張のため、試験開始まで寒気を感じていました>_<

忘れ物をすると精神的にも動揺するので、しっかり準備しておきましょう。
直前にチェックしたいノートや六法、参考書もお忘れなく!

本試験当日の流れ

次に、本試験当日の流れを時系列でみていきましょう。

試験室への入場は11時50分に始まり、12時20分までに着席するよう指示されています。
この時間に遅れても受験することはできますが、13時30分を過ぎてしまうと受験できません。

ちなみに私は、会場が静岡県の日本大学三島キャンパスで受験しました。
「大学のキャンパスだから、早めに行って構内のロビーで勉強しよう」と思っていたのですが、開場時刻まで建物に入れませんでした。
その結果、近くのコンビニのイートインで過ごすことに。
イートインは受験生でいっぱいでしたが、落ち着いて勉強するような雰囲気ではありませんでした。

会場付近では予備校スタッフがパンフレットを配っており、その中には「直前チェックポイントまとめ」が入っていたりします。
それを見るとかえって不安になる可能性もあるので、受け取るかどうかは事前に考えておきましょう。

試験室に入って席に着いたら、12時30分まではノート等を見返して最後の復習を行ないましょう。
この間に、トイレも済ませておきます。

12時30分になると、試験官による説明が始まります。
国家試験だけあって、重々しい雰囲気の説明です。
この流れで、スマホを用意された封筒にしまうよう指示されます。
電源の切り忘れには注意しましょう。

試験問題と解答用紙が配られ、時間が来るといよいよ試験開始です。
ここからが勝負の3時間。
これまでの努力と思いをすべてぶつけましょう。

試験中、試験官が室内をまわり、受験者ひとりひとりの本人確認を行ないます。
事前に送った写真と照合する形のため、マスクをしていると外すよう指示されることも。

本試験中は、トイレに行くことができます。
必要があれば試験官に申し出ましょう。
必要なくても戦略的にトイレタイムを作ることもできるかもしれません。
その際、不正防止のために試験官が同行する場合があります。

試験時間中はあきらめることなく、すべてを出し切りましょう。
見直しの時間を取り、マークミスなどがないようにします。
自己採点のため、問題用紙に回答を正確に記録するのも忘れずに。

16時、試験終了の合図。
解答用紙の回収が行なわれ、解散となります。

試験当日の流れはこんな感じです。
ぜひ事前にイメージしておき、平常心に近いかたちで臨めるようにしましょう!

まとめ

本試験当日の持ち物は、前日までに確実に用意しておきましょう。
会場までの交通手段や一日の流れについては、しっかりと調べ、イメージしておくと良いと思います。

もちろん、当日に何かイレギュラーが生じる可能性もあります。
よく心の準備をして、確実に実力を発揮できるようにしておきたいですね。
残り日数はわずかになりました。最後の追いこみを応援しています!