苦労して作り上げたまとめノートですから、受験当日まで最大限に活用していきましょう。

まとめノートを活用すれば、知識を整理し、定着させることができます。
さらに、本試験直前に使えるチェックノートとして使うことも可能です。

それではこの記事で、ノートの活用方を詳しく考えていきましょう。

※前記事(のすけ式ノート術 育成編)については以下をご覧ください。

※まとめノートを作るかどうかについては以下をご覧ください。

のすけ式ノート術(活用編)

まとめノートの活用には3つの方法があります。

  1. 問題が解けなかった際に見返し、知識の定着を図る
  2. 全体を読み直して復習する
  3. 直前期のチェックノートとして使う

それでは1つずつ掘り下げていきます。

問題が解けなかった際に見返し、知識の定着を図る

演習で間違えた問題については、テキスト・参考書を見返して復習する必要があります。
まとめノートがあれば、この作業をノートで行なうことができるでしょう。

まとめノートは自分で咀嚼(そしゃく)しながら書いたものですから、テキストを読み直すよりも理解しやすいはずです。
そしてテキストよりもかなりコンパクトになっているので、該当部分を見つけるのも早いでしょう。

もちろん、ノートに書いた情報で疑問が解決しない場合には、テキスト・参考書を当たることになります。

一連の作業のなかで、ノートに付け加えたい重要事項が出てくることもあります。
その場合には、赤ペンで目立つように書き込み、ノートを育てていきましょう。
(詳細は『ノート術(育成編)』を参照。)

全体を読み直して復習する

まとめノートは、時折全体を読み直して復習することをおすすめします。
テキストよりもかなりスリムになったノートを読み直せば、短時間で全体を復習することができます。

(短時間と言っても、試験範囲全体の復習ですから1~2日ほどかかるでしょう。
あくまでもテキストを読み直すのに比べれば短時間という意味です。)

科目全体の復習をすることはとても大切です。
全範囲を俯瞰(ふかん)することにより、各テーマのつながりが見えてくるからです。

本試験では、複数テーマを横断的に問う問題が出題されることもあります。
学習が進むにしたがって、テーマ同士の関係を理解するよう意識していきましょう。

とくに直前期(9月以降)は、ノートを使った全体復習を定期的に行なうと良いと思います。
私は最後の1カ月間、週に1~2日は復習の日を決めておき、ノートの読み直しをしていました。
直前チェック用にマーカーで印を入れていくのも、このタイミングが良いでしょう。
(詳細は『ノート術(育成編)』を参照)

直前チェックノートとして使う

本試験まで1~2週間となるころには、ノートに赤ペンの注釈やマーカーが入り、すっかり熟成されていることでしょう。
基本的には「マーカーが入っているところ以外は読み直さなくても大丈夫」という状態にしておきます。

最後の1~2週間は最終調整の期間ですから、全体をゆっくり復習している余裕はないはずです。
自分が作り、育ててきたまとめノートを信じ、何度も復習を行ないましょう。

ノート全体を見返しますが、読むのは主にマーカーで印を付けてある箇所だけです。
そうすれば、試験範囲全体を数時間で復習できます。

絶対に覚えておきたい言葉や表現、数字だけにマーカーが入っていますから、どこが試験に出ても良いように暗記していきましょう。

(行政書士試験の学習は、基本的には暗記よりも理解が大切ですが、最後の最後は暗記も必要です。)

まとめノートは、本試験当日の電車の中試験会場で、直前まで見直します。
(12時30分には荷物をしまうよう指示されるでしょう。)

ここまでやると、本試験にはある程度自信を持って臨むことができると思います。
まとめノートを作り、育て、活用してきた努力を誇りに、本試験に立ち向かいましょう!

まとめ

育てたノートを十分に活用することで、知識を定着させ、各テーマの関連性を理解し、最終チェックをすることができるでしょう。

自作のノートは自分仕様にカスタマイズされていますから、本試験までずっと、頼れる相棒になってくれるはずです。