6月中旬に入り、本試験まで約5カ月となりました。
勉強の調子はいかがでしょうか。
多くの受験生は基礎的な学習を終え、試験範囲の全体像を掴むことができた頃だと思います。
すでに過去問や記述式問題集に積極的に取り組んでおられる方も多いかもしれません。
この記事では改めて、六法や判例集を使った学習について考えてみます。
六法は必要?六法の選び方、使い方
「行政書士試験の学習に六法は要らない」という意見もありますが、私はあった方がいいと思います。
条文知識をしっかりと身に着けるには、条文をすぐに参照できる環境が必要だからです。
また、各法律の全体像や流れを掴むことも、深い理解につながると考えています。
ではどんな六法が良いか。
私個人としては、条文だけが載っている薄型六法が好みです。
各条文に過去問情報や判例が載っていると、どうしてもごちゃごちゃしてしまい、全体の流れがよくわからなくなるからです。
あくまでフラットな状態の条文に接したい私としては、一冊もののテキストに付いている薄型六法が最適でした。
過去の出題情報は過去問を解きながら体得し、判例は判例集で勉強すればいいという考えです。
もちろん、判例六法や行政書士試験六法を使う方法もあり、使いこなすことができれば大変有用なアイテムです。
重要なのは、自分の勉強スタイルに合った六法を用意することでしょう。
六法を使った学習方法は、時期によって変わってきます。
また科目によっても六法の活用法は異なります。
初期学習を終えた方であれば、六法を積極的に使うべき時期に入っているといえるでしょう。
私のおすすめの使い方は以下の記事をご覧ください。
判例集は必要?効果的な使い方は?
主要な判例はテキストにも掲載されていますが、私は判例集があった方がいいと思います。
判旨が(テキストより)詳しく載っており、法的思考を養うのに役立つからです。
また、演習で判例が出てきたときにサクッと参照できるのもメリットですね。
現在、行政書士試験用の判例集は種類が少なく、ほとんど選択の余地がありません。
(私はTACのものを使っていました。)
判例集も六法と同様、時期や科目によって使い方が変わってきます。
判例の言い回しはややこしく、読むのがイヤになることもありますが、ぐっとこらえて通読すると理解が深まります。
本試験では判例を基にした問題も多いので、憲法、行政法を中心に何度か読むことをおすすめします。
判例集の勉強法については以下の記事を参考になさってください。
まとめ
私としては六法も判例集も必要だと考えます。
本試験まで5カ月となった今、基礎から一歩進んだ学習を行っている方が多いでしょう。
六法や判例集を身近に置くことにより、知識をより早く、より深く習得することができるはずです。