いつもご覧いただきありがとうございます、のすけです。

本試験まで、いよいよ2か月を切りました。
9月以降は「直前期」と位置づけられ、ラストスパートに入っていく時期ですね。

私もそうでしたが、多くの合格者が、「直前期」にかなり実力アップできたと述べています。
直前期は、これまで地道に築いてきた基礎から、一気に合格レベルに高めていく時期ですね。

そこでこの記事では、直前期のためのアドバイスを3つお伝えしたいと思います。
当ブログでお伝えしてきた内容の繰り返しになりますが、よければ参考になさってください。

本試験に近づくほど、綿密に予定を立てる

残り日数が少なくなると、これまで以上に時間の使い方が重要になります。
これまでも、試験日から逆算して学習を進めてこられたと思いますが、今後はさらに細かくスケジューリングしていきましょう。

私の場合、9月以降1週間単位で予定を立て、各週に何を勉強するかを決めました。
さらに、最後の1か月については、1日単位で予定を立てるようにしました。
(ちなみに、本試験当日については、1時間単位で最終チェックの予定を立てました。)

予定を立てるにあたっては、まず本試験までに何をどれだけやるかを決める必要があるでしょう。
たとえば、

  • 市販の模試を2冊解く。(間違えた問題はしばらくしてから解き直す)
  • 記述式問題集を2回通り解く
  • 情報の一元化を完成させる
  • 判例集の憲法、行政法部分を読み直す

などの内容を決めておきます。
(もちろん、上記の内容以外にもやるべきことはたくさんあると思います。)

やるべきことが決まったら、試験日に間に合うようそれらをスケジューリングしていきます。
試験日までにやることが決まっていると、心に余裕が出てくるので、ストレス軽減につながりますよ。
(もちろん、それでも相当なストレスがかかる時期であることには変わりないのですが)

記述式問題集を2冊マスターする

直前期は、記述式問題に取り組む時期でもあるでしょう。
多くの方が、記述式問題集を用意しておられると思います。

記述式問題集を解くことには、多くのメリットがあります。

  • 記述式問題に慣れることができ、予想問題が当たることもある
  • 各論点の問題を解くことにより、弱点箇所が見えてくる
  • 複数論点がからむ問題も多いため、論点同士のつながりがわかってくる

理解できていない論点が見つかったら、参考書に返って復習します。
そのように基礎知識をふり返ることにより、知識が整理され、応用力が養われていくのです。

そういう意味で、記述式問題は行政書士試験の真髄だと思います。
そこで私は、記述式問題集をがんばって2冊マスターすることをおすすめしています。

記述式はとても難しいので、2冊こなすとなると大変ですよね。
でもその分、さまざまな問題に触れ、応用力を養う効果は高いと思います。
余裕があれば、ぜひ取り組んでみてください!

『民法・行政法 解法スキル完全マスター』を読み込む

当ブログで何度もおすすめしていますが、伊藤塾の『民法・行政法 解法スキル完全マスター』という参考書はとても効果的だと思います。
独学者にはなかなか得られない、実践的な情報が詰まっているからです。

この本では、民法と行政法の重要論点をひと通り解説しています。
「この論点が出てきたら、まずこう考える!」というセオリーが載っているのが親切です。
さらに、関連する択一問題の肢を挙げながら、実際の解き方、考え方を解説。
「似た肢だが異なる結論になるもの」が数多く解説されており、かなり実践的です。

こういう情報って、予備校にかよっている方は授業で聴いている内容かもしれませんが、独学者はなかなか知る機会がないんですよね。
基礎知識が身についてから読むと効果的な本なので、直前期に良いと思います。

まとめ

直前期は、だれしもストレスや不安を抱えるツラい時期だと思います。
私自身も、最後の最後まで、不安でたまりませんでした。
やはり難関資格なので、いくら勉強しても「これで絶対大丈夫!」という域に達するのは難しいのかもしれませんね。

残り2か月弱、努力が報われることを信じて走り抜けましょう!