TAC出版の『みんなが欲しかった!』シリーズは、行政書士試験の人気教材シリーズです。
今回は、2019年度版に発刊され2年目を迎えた入門書『合格へのはじめの一歩 2020年度版』をご紹介します。
『みんなが欲しかった!行政書士 合格へのはじめの一歩』の特色
本書の目的は2つ。
- 合格後のイメージを持つこと
- 試験全体や各科目の全体像を把握すること
これらを実現するため、初学者に向けた全370ページ余りの書籍が作られました。
内容は、まず「スタートアップ講座」として、行政書士という仕事についての解説や、試験の特徴を学びます。
26ページにわたる解説で、行政書士の仕事内容や試験概略をよく知ることができるでしょう。
各科目の紹介や配点、学習プランも紹介されており、いずれも学習初期に知っておきたい内容です。
2020年度は民法改正が入るため、7ページから成る『民法改正まとめ講義』も収録。
本編でも詳しく学びますが、冒頭でざっくりと知ることができます。
本編は全試験科目について、初歩の初歩から重要論点の紹介までを掲載。
初学者が本格的な学習に入る前に読むと良さそうです。
行政法のページを見てみましょう。
「行政法とは?」という基本中の基本から易しい言葉で説明されています。
科目の全体像を図で示した後、具体的な解説に入ります。
メインテキストとなる『行政書士の教科書』の焼き直しではなく、本書オリジナルの説明や図表が多く、充実しています。
随所に登場するキャラクターも、なかなか味がありますね。
『行政書士 合格へのはじめの一歩』はこんな人におすすめ!
本書は他の入門書と比べてもわかりやすく、情報も充実しているため、法律の学習は全くの初めてという方におすすめです。
- とにかくわかりやすい説明の方が安心
- カラフルな紙面だとやる気が出る
- せっかく勉強するならかわいいテキストが良い
このような方には特にピッタリと言えるでしょう。
反対に「シンプル イズ ベスト!」というあなたには、少々紙面が見づらく感じるかもしれません。
そんな方には『合格革命 スタートダッシュ』がおすすめです。
まとめ
本書は初めて法律学習に挑戦する方に向けて、充実した情報を提供しています。
メインテキストの『行政書士の教科書』も十分わかりやすいため、必須というわけではありませんが、本書を読むことによりスムーズに学習を始めることができそうです。